あれ、どうやったっけ

(たぶん)テキストサイト風blog。文が安定するまで書き直しあるからメンゴ。

「マイニングしてガチホしてる仮想通貨の時価を割り出し雑所得として確定申告」はムリなので税務署で相談するしかないと思う

一応注意書きさせてな?

僕は税理士ではなくただの無職です。

下記の情報は取引所に於けるAPI提供の状況を示し、IT関連職の経験者の意見として現状では「マイニング時の時価」の算出が不可能であることを説明することが目的です。

これらの情報は確定申告に関する指針ではありません。

貴方がこれらの情報に基づき行動を取り、税金的な損害を被っても当方は一切の損害賠償を行いませんということです。

過去にも似たような記事をいくつか書きましたが、それらも同様に情報システムの観点で言えばマイニング時の時価算出は現状不可能という話の提示であり、委任だの準委任だのではないという点は宜しくお願いします。

ぶっちゃけ税務署に現状を相談し指示を仰ぐしかないと思うのですが、議論のベースとなる情報システムの状況を説明するための参考情報として扱ってください。

マイニングしてガチホしてる雑所得については終値で何とかしてもらうしかないかも

マイニングの件に関してはですが、簡単に言うと

  • そもそもマイニングは金融取引ではなく労働の対価の取得であるが、現金ではないため仮想通貨の為替レートに変換して計算しないと時価に近い値にできない
  • BitTrex、Kraken、ZaifbitFlyerには特定日時分秒での約定価格を取得できるAPIが存在しないため過去の「時価の近似値」が計算不能、チャートから終値を読むことだけは可能
  • Binanceは特定秒時点での取引ID及び額面は頑張れば出る可能性はある2017年7月10日以降のデータしかないうえ、分かるのはUSDと同額になるよう調整されているとされる仮想通貨の額のみ。そのUSD相当とされる仮想通貨を日本円換算したもので計算するしかなく現状ほぼムリと判断される

というあたりでしょうか。つまり2017年12月に国税庁が出した

https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/171127/01.pdf

9 仮想通貨のマイニング等

問 仮想通貨をマイニングにより取得した際の所得の計算方法を教えてください。

いわゆる「マイニング」(採掘)などにより仮想通貨を取得した場合、その所得は、事業所得又は雑所得の対象となります。この場合の所得金額は、収入金額(マイニング等により取得した仮想通貨の取得時点での時価)から、必要経費(マイニング等に要した費用)を差し引いて計算します。

なお、マイニング等により取得した仮想通貨を売却又は使用した場合の所得計算における取得価額は、仮想通貨をマイニング等により取得した時点での時価となります。

のお達しについてはほぼ確実に算出不能です。

ちょっと前の記事にも書いた通りなんですがマイニングは約定ではなく計算の結果として与えられる対価です。株式 - 現金の約定や通貨の交換ではないので、取得時価は正確に言えば不明となります。

分かるのは「厳密に言うと価格不明のナニカの数字をいつ・どれだけ得たか」だけですから、基本的には仮想通貨取得時に近しい約定額を時価と見做すことはできるかもしれません。

ですがそんなものを全部出してくれる取引所はBinance以外なく、Binanceには2017/7/10以前のデータがないってなると昨年度のマイニング収入の正確な算出は不可能だと結論するしかないですね。

いや金融庁とか国税の方々が無茶言ってZaifとかbitFlyerとかBitTrexにAPI書かせるならできるかもしれませんよ。ですがそれ確定申告の期限までに間に合いますかね? BitTrexは海外だから日本の事情なぞ知ったこっちゃないでしょうし。

まぁ今年以降についてはBinanceが「言い訳程度には」使えるかもしれません。ですが現状、昨年度のマイニング所得については何をどうやっても正確な計算はムリ。そもそも金融取引的な意味での約定の相手がおらん上、近似値でやるにも数字出してくれる取引所がないからです。

以下のような感じ

基本的には「直近」しか出ないのよ

「過去の」特定の時間帯の取引IDとか価格を出すAPIがないもの

BitTrexのAPI: https://bittrex.com/home/api

KrakenのAPI: https://www.kraken.com/ja-jp/help/api 

ZaifAPI: ZaifAPI ドキュメント — Zaif api document v1.1.1 ドキュメント

ZaifAPIには「全ての取引履歴を取得します。」と書いてあるAPI http://techbureau-api-document.readthedocs.io/ja/latest/public/2_individual/5_trades.html があるんです。全ては出ませんけどね。

例にある https://api.zaif.jp/api/1/trades/btc_jpy とか蹴り、一番末尾にある date の値を Unixtime相互変換ツール - konisimple tools で変換掛けたら全部の履歴じゃないってのはすぐにわかって貰えると思います。2018/2/23 20:58 の時点でわかる最後の履歴は「2018/02/23 20:53:40」のものです。まあせいぜい5分前までの全ての履歴が分かるわけですね?

税務署にこの件突っ込まれたらこれ全ての履歴出さへんでとノートPCとかで実演せにゃならんでしょう。

bitFlyerAPI: https://lightning.bitflyer.jp/docs?lang=ja#http-api うんどこに過去の時分秒の約定額だとか出してくれる奴あるんだ?

悪魔の証明の回避のために言うなら取引所はデータ持ってると思われるけど、取引所がデータ出してくれないから計算不可能という論拠は作れるかな? と。責任は取引所持ちですな。

一応頑張ると過去も出せそう

BinanceのAPI: https://github.com/binance-exchange/binance-official-api-docs/blob/master/rest-api.md

真面目に「取得額」を計算するなら XXX → BTC → USDT → JPY 位の計算しないと言い訳立たなくね? 【API引き途中まで編】 - あれ、どうやったっけ でも書きましたが、 /api/v1/aggTrades/api/v1/historicalTrades の2種のAPIを使い、ミリ秒で複数約定キマってたら一番高値のモノを時価あつかいって形に持っていくことはできるかもしれません。まだ終値よりはマシといえばマシなんですが正確な意味での時価ではないですね。

問題: Binanceは2017/7/10に開設されたので、それ以前のデータについて(恐らく時価と推測される)額の算出はできません。

国税庁のお達しは個人レベルでは実現不能と思われる

もし正確にやるならZaifbitFlyer、あるいはBitTrexとかに、過去1年分の約定一覧全部寄越せって言うしかないです。出ないと思いますけど。

そもそも約定してないんでマイニング時に一番近い約定額で計算するという近似値以外やりようがないんで。約定一覧の提出を取引所に求めて断られたら断られたので算出不能であることを資料として税務署に掛け合うしかないわけで論拠づくりの一環

全世界的レベルの話でマイニング時の時価を出すシステムが存在しないので算出が出来ないという指摘だけはします。

……去年マイニング始めてたらエライことになってたな。あぶねえ。

僕はいろんな絡みで支援給付金頂いてる形になるので、給付が終わった後からBinance前提でXMRでもちょっと掘ってみるか位にする。つまりあと数か月様子見という、くっくやしい。その時期だったら暴落しとるかも知らんが、そんときはまあサブ機に自慰力積んどくよ。

とりあえずの方針?

税務署にて相談し

  • 金融取引ではなく労働の対価として架空の通貨を得たため、金融取引的な意味での約定の記録はない、いくら仮想通貨を得たかの日時と量だけしか分からない
  • 時価は取引所の記録を近似値としてレート計算するしかないが、取引所が過去の特定秒時点での売買価格を出してくれないため計算ができない、チャート読みで終値だけは分かる
  • マイニングは「マシン使って1日労働した対価」として1日のうちに不定期にもらえるものなんで株式やFX等のような取引所での約定は存在せず、強いて言うなら1日分の労働の対価として終値で考える位? でしか算出が出来ない

という現状の情報システムの状況を素直に説明し、税務署の指示を仰ぐしかないんじゃないかなと思います。

税理士さんに聞いても確実な答えは出ないようですから税務署の判断次第ということになります。

終値ダメ、時価」って言われたらZaifとかbitFlyerとかに「約定なりASKなりの値を全部出してくれ」って言うことになるんでしょうか。まあムリってメールが帰ってくると思いますから、そのメールを印刷して税務署に行き「取引所がムリと言った、終値で出すかゼロかしかないです、終値でオナシャス」でしょうか。

それでも「ダメ、ゼッタイ」だったらマイニングしたコイン全部投げ売って弁護士雇って裁判無申告しかないですね。

イケハヤっちが掘ってたならまぁ彼が恐らく的になるでしょうから頑張ってもらうことになると思う……まあ彼シャツ燃やされてしょんぼりしてたので乙……なんでアレはそうなったのか謎だな。

現状の税制だとマイニングで長期保有は死ぬ

年末になんかの仮想通貨を海外取引所でBTCに変え、転送し、日本の取引所で全部売った。これが一番わかりやすいかな? 約定の履歴が取引所に残るからです。最終結果を所得にしましたってのが一番わかりやすい話かも。

現状マイニングやるなら1年以内に売らんと確定申告で死ぬということですね。

税制的には、マイニング + ガチホに関しては「特定取引所での終値(たぶん午前0時での価格の事)、ベンチマークにする取引所決めたら基本そこの価格を基準にしてくれ」か「取引所に仮想通貨送った時点での時価」のどっちかでないと難しいかもしらんス。

終値のほうがいろいろ都合よさそうですけどね。

オカミがトクしつつマイナーも計算可能な現実路線で言うなら「1日の終値」というか、特定取引所に於ける午前0時0分0秒時点での最後の約定価格かASKかBidか、まあとにかくその辺かと。そうでないとプールとか個人ウォレットでガチホしてる間は0ってことになるからな。ZaifとかbitFlyer終値だけCSVでDL出来るようにすればOKになるのでシステム開発面でも楽にはなるでしょうし。

どのみちどうせただのあぶく銭だ。ずいぶんカネ余りなもんだね、世の中は?

あとはその収入からパーツ代とか電気代引いたのが所得、と。電気代はワットチェッカ―読んで掛け算ですな。それが現実的な落としどころか。

個人的な状況(飛ばしていいよ)

就活の際の交通費・外食費・燃料費・駐車/駐輪場代およびなんかほどほど職が決まったらばPCパーツ更新代くらいにならんかな? 程度の話で今年の二月に1日モナコイン掘った感じですね。

僕のマイニング総収入はモナコイン97円(bitFlyer)~101円(Zaifであって全く申告不要な額なのです。そもそもプールから出せない。

たぶん今年が日本に於ける仮想通貨バブルで、6~12月ごろに終わる人が続出して下火という予想はあったのでリスク電気代のみのマイニングで少々履歴書の写真代とか思ったんですが、上手く行くものでもないようです。昔ほど吹き上がるもんでもないでしょうし。

現ナマで買うより掘るほうがリスクコントロールしやすい(月-5000円とか-1万のたからくじ)という意味で小銭稼ぎ程度にはなるかもです。ただ現状の法制度ではクッソめんどくせえ可能性が高いかな?

今年の確定申告に関する最終予想

数名ほど著名なマイナーが重加算税を食らうと思う。とにかくゼニ払わんかったらツブシたるでっていう意味での見せしめとして。

国税のエライ人はどうもマイニング = FXのような為替取引と考えて約定の履歴があるはずだとの判断から「時価」としたんでしょう。

ただ取引所と採掘所(というか計算所)は分離しているのでマイニングそのものでは JPY <=> 仮想通貨 の時価は存在しないことになります。

恐らく国税とか政府機関の方々も勉強中らしく判断に困る話ということなので仕方ないところはあります。つまり金融取引の記録は地球上に存在しないため時価は分からない、あるのは仮想通貨そのものを虚空からポップさせた履歴だけってのは分からなかったようです。

落としどころは「労働の対価」と見做し、終値 * 1日で得た仮想通貨の数量 = 収入、以外ないんじゃないですかね? 実際の所マシンに働かせてるというか、計算処理を実行したという労働には該当すると思われますし。

この件は税理士さんでも手を焼くレベルです。僕は支援給付金(失業保険が受けられない人向けの給付金で、収入8万以下でないと受けられないもの)のカラミで税務署に電話して聞いたんですが、税理士さん曰く「ちょっと自信がない」とのことでした。

あとは納税者がどう税務署から是認を引き出すかの日本語運用能力の問題です。とはいえ税務署の方でも困ってるんじゃないかな? とは思います。